目次

0703 作図基準

配管組立図 作図基準

適用範囲

  • 本基準は、プラント配管の製作、据付等配管工事の用に供する配管組立図作成について規定します。
  • 作図基準を客先へ提出する必要がある場合は、本文中の作図基準に関する部分を抜粋し、再編成して提出して下さい。

作図一般基準

図面の大きさ、尺度

  • 図面の大きさは原則としてJIS A1とします。

    作図範囲の広いものはJIS A0が使用できます。

  • 図面の尺度は原則として1/30または1/50とします。
  • 管の呼び径はインチ(B)表示とし、角度は(°)、他の寸法はミリ(mm)で表わします。
  • 記号等は別に定める記号を使用します。

文字、線種、寸法

  • この基準を参照して下さい。

作図要領

  • 目的

    この配管組立図に基づきアイソメ図の作成、および配管の製作、据付することを目的とします。

    アイソメ図を作成しない配管についてはこの配管組立図が唯一の製作、据付用の図面になるので十分注意して作図して下さい。

    ただし、EYECADの配管組立図は、配管スプール図によりプレファブされた配管の据付作業が出来るための図面を目的としています。

  • 記入範囲

    P&IDに示される全ての配管を記入する。

  • 図面の種類

    配管組立図は原則として平面図、断面図、詳細図の組合せとします。

    配管形状が複雑で平面、断面で判読しにくい時、詳細図として斜視図(ISOMETRIC)を作成します。

    平面図ならびに斜視図には必ず北方向を記入します。

    必要に応じてキープラン、関連図面リスト、注記を記載するものとし、図中の配置、各様式についてはこの基準を参照する。

  • 配管図の区分

    全体配置図において決定されたバッテリーリミット内をプロセス工程、または工事区分などにより分割し、各パートに平面図および

    立面図を作成します。

    各パートの平面図が一枚の定尺原紙に記載できない場合は、そのパートを任意に分割し、そのエリアに作図します。

記入事項

  • 全体配置図の基本寸法
  • 機器外形図
  • 機器番号、計器タグNo.
  • 配管の表示
  • ラインマーク
  • 寸法
  • サポート符号
  • 建屋および架構
  • 基礎、排水溝および道路
  • 操作架台
  • 電機、計装用ダクトおよびパネル
  • 施工範囲外の機器および配管
  • 配管組立に必要な主要寸法
  • スペッククラスチェンジの位置
  • 配管高さ
  • 配管サイズチェンジ
  • 流れ方向
  • 配管の勾配
  • 計器類のタグNo.
  • 断熱表示
  • バルブのハンドル方向、高さならびにアクチュエータ方向
  • 干渉対象物としてダクト、計装弁のシリンダー(熱交チューブ等の引抜きスペース)
  • 機器配置図作成に必要な主要記入項目全般
  • ジャケット配管
  • トレース配管

寸法の記入

  • 寸法はできるだけ平面図に記入します。

    ただし、記入が複雑となる場合は断面図および詳細図に記入するとし、その際寸法は重複しない様にします。(斜視図には記入しません)

  • 設計または施工上必要な主要寸法のみ記入します。
  • 機器および構造物の配置寸法を記入します。
  • 機器の中心よりノズルフランジ面迄の寸法を記入します。
  • ドレン、ベント、計器の取り出し位置は、必要に応じて寸法を記入します。
  • 部品寸法(面間、ハンドル寸法等)は記入しません。(必要がある場合はスプール図に記入します)
  • ガスケット、パッキン等の厚さは記入しません。(スプール図に記入します)
  • 他エリア、他図面との取合い寸法を記入します。
  • 塔槽より30°、45°等の角度で配管を取出す場合は、寸法の他に角度を記入します。
  • 30°、45°等で取出された配管の寸法は、実長寸法と構成される三角形の他の二辺も補助寸法として記入します。
  • 配管高さは寸法線を記入せず、基準からの高さを記入します。
  • 配管形状および寸法の同じものが並んでいる場合は、1つ代表して記入します。

配管組立図一般記入事項 JIS Z8209準拠

EYECADにおける配管図:配管組立図、配管スプール図、配管ピース図 等における、各種の表記文字様式はJIS Z8209-1988 化学プラント用配管図記号に従います。

北方向マーク(NORTH MARK)JIS Z8209準拠

平面図には必ず北方向マークを記入します。

北方向マークの例を下記に示す。

マッチライン(MATCH LINE)

平面図には「一般」の(4)に定められた区分により、分割した枠(マッチライン)記入します。

マッチラインには接続配管(平面図)の図面番号を記入します。

バッテリーリミット(BATTERY LIMIT)

境界線を表す場合には、B.L(BATTERY LIMITの記号)を付ける。表し方を下記に示す。

クラス境界(CLASS CHANGE MARK)

ライン中のクラス境界(クラスチェンジ)を指示する場合、その範囲、位置の表示例を下記に示す。

キープラン(KEY PLAN)

平面図には、極小縮尺による全体平面図(キープラン)を図面の右端に記入し、該当する平面図の分割区分の相似枠を付け、ハッチングまたは着色により該当部分の全体関係位置を明示します。

関連図面リスト(REFERENCE DWG. LIST)

平面図および立面図には、その図面に関する図面の図面番号および図面名称を記入します。

矢視及び断面の表示方法

ただし、表示スペースの少なくなる下図をEYECAD基準としています。

詳細の表示方法

配管組立図 外形 寸法 記入事項

配置の基本寸法

レイアウトを基に機器間の寸法および柱芯からの寸法を明らかにします。

機器外形

  • 機器組立図を基にその外形および下記の付属品を記入します。

    • ノズル、マンホールおよびハンドホール
    • ノズル番号
    • プラットホームおよびラダー
    • サドル、レグ、スカートおよびブラケット
    • 撹拌機の付属機器
  • ノズルフランジのボルト穴の振り分けが基準通りでない場合は、スプール図に指示します。
  • ノズル番号の指示は次の通りとします。

    • 平面図、側面図にノズル番号を記入する場合、原則として中心線上に記入します。

    • 平面図、側面図でノズル位置が重なった場合の記入法について図2に示します。

  • 機器に断熱の付く場合の表示は、次の通りとします。

建屋および架構

土建図に基づき、次のものを記入します。

  • 柱、梁および斜材
  • 床、壁、窓、出入り口および排気孔床高さについては、平面図にも記入します。
  • 階段、梯子および手摺
  • ラックおよび建屋等の断面柱番号を下図のように記入します。

    番号はレイアウト、土建図に合わせます。

基礎、排水溝および道路

  • 土建図に基づき基礎、排水溝および道路を記入します。
  • ただし、基礎はグランドレベル、もしくはフロアレベルより上部のみを記入します。

操作架台

  • 運転およびメンテナンスに関する操作架台、踊り場および歩廊、ドロップアウトエリア等の付帯設備を記入します。
  • ドロップアウトエリアの記載方法は下図の通りです。

  • 付帯設備は外形のみを記入し、平面的な寸法は記入せず高さのみ記入します。

電気、計装用ダクトおよびパネル

  • プラント内に設置されているすべての電気、計装用ダクトおよび現場パネルの外形を書きます。
  • また、トレンチ内に電気配線をする場合は、トレンチの外形のみを書きます。

施工範囲外の機器および配管

バッテリーリミット内の施工範囲外(または既設)の機器および配管は、簡略化して一点鎖線で書きます。

バルブハンドル方向・高さ

バルブハンドルに並びアクチュエータのある物は必ず方向を表示します。

その際、干渉チェック対象となる様なハンドル径、ハンドル高さ、アクチュエータの大きさは縮尺通り表示します。(寸法は不要)

配管組立図 注釈 記入事項

機器番号、計装タグNo.

  • 機器番号は、「EYEPID図示基準」『P&ID作図基準』機器の記入法に準じます。
  • また、計装タグNo.については、同マニュアルの計装用記号の記入法に準じます。
  • 機器番号の符番要領は、同マニュアルの『標準文字記号』機器文字記号に準じます。
  • また、計装タグNo.の符番要領については、同マニュアルの計装用文字記号に準じます。

ラインマーク(LINE MARK)

配管系の表示

配管系の表示は、ラインマークとしてライン上、またはラインから引き出して表示します。

グループラインマーク発生方式表示例

  • カット方式

  • オン方式

  • リード方式

  • イクステンド方式

ラインマークの様式

  • 一般配管のラインマークの様式は、原則として次の通りとします。

  • 二重管のラインマークの様式は、次の通りとします。

  • ラインマークにスプール図番の表示が必要な場合は、スプール図番の頭に#記号を付けてラインマークの最後に表示します。

カタログ(圧力計、温度計、ドレン・ベンド)のラインマーク

カタログ(圧力計、温度計、ドレン・ベンド)のラインマークは、サイズのみ表示します。

ラインマークの各要素

ラインマークに記入する配管サイズ呼称は、パイプ種に応じて次の通りとします。

  • 配管サイズ呼称記号

    No. パイプ種 サイズ呼称
    1 一般配管 A(ミリ)またはB(インチ)、″(インチ)
    2 PVC、FRP管 A(例 30A)
    3 鋳鉄管 D(例 100D)
    4 サニタリー管 S(例 1S)
    5 巻板管 ODまたはmm(例 OD100)
    6 チューブ管 φ(例 φ6)
  • 流体記号

    ラインマークに記入する流体記号はAN文字で表示し、最大文字数は6文字とします。

  • ラインクラス記号

    ラインマークに記入するラインクラス記号はAN文字で表示し、最大文字数は6文字とします。

  • ラインNo.

    ラインマークに記入するラインNo.は数字で表示し、最大文字数は6文字とします。

    また、0010と010と10は全て同じ番号で、この様な使い分けはしません。

  • 断熱材

    ラインマークに記入する断熱材の有無は、断熱材の種類を表わす記号又は記号+断熱厚さを表示します。

    文字はAN文字とし、記号の最大文字数は4文字とします。

  • ラインマークの記入例

サポート符号

  • サポートは原則として平面図上にその位置と形状を記号にて下図のように表示します。
  • 立体的な部分で平面図上では表示しにくい場合、部分斜傾図として表示して構いません。
  • サポート符号を配管組立図に記入しない場合は、配管サポート位置図として、組立図の第2原紙にサポート符号を記入します。

配管高さ

  • 配管高さの表示は次の通りとします。

    EL+ xxxx : 全般的に高さを表す場合及び管の中心の高さを表す場合。

    配管高さの位置 表示例 備考
    管の中心 COP. EL+5000 COPはCENTER OF PIPEの略
    管の下面 BOP. EL+5000 BOPはBOTTOM OF PIPEの略
    管の上面 TOP. EL+5000 TOPはTOP OF PIPEの略
    配管を支える梁の上面 TOB. EL+5000 TOBはTOP OF BEAMの略
  • 配管高さは表示高さの位置より引き出し線を用いて表示します。

  • 同じ高さの配管が複数、平行して並んでいる場合は、まとめて表示します。

  • 勾配配管の高さ表示は“勾配”に準じます。
  • 配管高さの記入例

角度表示

  • 配管角度表示は次の通りとします。

  • 機器ノズルから取出す配管角度表示は次の通りとします。

    • 基準線からの相対角度表示

    • 基準0°からの絶対角度表示(この場合CN方向=0°とします)

流れ方向(FLOW DIRECTION)

  • 流体の流れ方向は矢印で表示します。

    表示は次の通りとします。

  • 複数の配管が平行に並んでいる場合の流れ方向は、原則として位置をそろえて表示します。

勾配(SLOPE)

配管の勾配表示は次の通りとします。(角度数値は必要に応じて表示します)

PT Pointの略
WP Working Pointの略
  • 平面図

  • 立面図

    図は、矢の方向へ低くなる傾斜(勾配)がついていることを示す。配管高さは、配管支持点、配管曲管部及びマッチラインの位置等で表示し、傾斜の度合は、支持点等の間隔及び二箇所の配管高さを表示することによって表すか、上記例のごとく勾配を記入する。

サイズ変更

ライン中の配管サイズが変わる場合の表示は、流れ方向に関係なく大口径×小口径の順で表示し、安全弁の場合は入口サイズ×出口サイズの順で表示します。

各部品のサイズ変更表示は次の通りとします。

  • 同心レジューサの場合

  • 偏心レジューサの場合

  • 径違いティーの場合(同径ティーの場合は表示しない)

  • 径違いフランジの場合

  • 安全弁の場合(入口サイズ×出口サイズ)

注意

  • サイズのインチ系の文字に外字を使用せずテキスト半角文字を使用する場合は、AG(J)SIZC.xmlの外字コードの区点コードの4桁数字部をスペースで置き換え、消すことで可能となります。

    詳細はマニュアル05-04-3-1~3-2『インチ系サイズ表記に外字を使用しない方法』を参照してください。

バルブハンドル方向・高さ

  • 直角方向でないバルブハンドル方向は、必要に応じて角度を表示します。

  • 立面図ならびに詳細図には、ハンドル中心高さを表示します。

タグNo.

  • 計装品、付属品にはタグNo.を表示します。

    例)

  • 計器本体を表示する場合は、細線で行う。本図示記号は、基本形の一例を示してあるので、ノズル方向については実体に合わせること。
  • 計器との取合形状及び計器付属品以外の配管部品の元弁、ベント弁、ドレン弁等は、本標準の関連図示記号を用いて表示すること。

    • 例1)

    • 例2)

断熱(INSULATION MARK)

  • 断熱の表示は断熱マークとラインマークに断熱の有無を記入して表示します。

    断熱マークの大きさと様式を次の通りとします。

  • 断熱の施工範囲を指示する場合は、次の通りとします。

  • 火傷防止範囲(PERSONNEL PROTECTION)表示方法を下記に示す。

斜視図(ISOMETRIC)の作成例

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