目次

1802 図面エラー

概要

図面エラーの検出機能を使って、Luフォルダ内の図面に問題がないかを確認することができます。


図面エラーの検出機能の詳細

  • 検出されたエラーを一覧にしたエラーチェックリストを、メインウィンドウ上で確認できます。

  • エラーチェックリストから、エラーの該当箇所を拡大/縮小表示して確認できます。

  • エラーチェックリストをxlsxファイルにエクスポートできます。

  • エラーチェックリスト上で、表示順の並べ替え、検索、絞り込みができます。

図面エラーを検出する

ツリーウィンドウの[チェック]フォルダから[図面エラー]をダブルクリックするか、図面を開きリストタブまたは[リスト]メニューから[エラーチェック]をクリックすると、エラーチェックリストが表示されます。

エラーはチェック結果一覧(①)に表示されます。ツールバー(②)で一覧の内容を検索したり、エクスポートしたりすることができます。

検出されるエラー内容一覧

検出されるエラーは以下のとおりです。

エラー記号 メッセージ エラー要因
PE1001F 機番が重複しています
  • 機番が他の機器と同じ機器 ※ただし機番が未設定のものは除く
PE2001M ノズルのサイズが接続先配管サイズと異なります
  • 「始点接続タイプ」プロパティが「機器(ノズル)」で接続先のノズルのサイズが配管始点サイズと異なるノズル
  • 「終点接続タイプ」プロパティが「機器(ノズル)」で接続先のノズルのサイズが配管終点サイズと異なるノズル
PE2002M ノズルのクラスが接続先配管クラスと異なります
  • 「始点接続タイプ」プロパティが「機器(ノズル)」で接続先のノズルのクラスが配管始点クラスと異なるノズル
  • 「終点接続タイプ」プロパティが「機器(ノズル)」で接続先のノズルのクラスが配管終点クラスと異なるノズル
PL1001M 配管ラインに流体記号が設定されていません
  • 流体記号が未設定の配管ライン
PL1002M ラインNo.が0です
  • ラインNo.が0の配管ライン
PL1003F 流体記号+ラインNo.が重複しています
  • 流体記号+ラインNo.が他のラインと同じ配管ライン
    ※流体記号が「未設定」またはラインNo.が「0」のものは除く
  • 流体記号の重複は文字の一致で判定
PL1004F 配管始点/終点に接続がありません
  • 「始点接続タイプ」プロパティが「なし」もしくは「終点接続タイプ」プロパティが「なし」の配管ライン
PL5002F 別図取合の接続先がありません
  • 始点/終点接続先タイププロパティが「別図取合」で始点/終点接続先プロパティが「別図取合先不明」の配管ライン
    ※別図取合シンボル「境界[8009]」は除く
PL5003F 別図取合の接続先が複数あります
  • 始点/終点接続先の「別図取合名」が3か所以上で使用されている配管ライン
  • 1008エラーとならなかったものを対象
    ※別図取合シンボル「境界[8009]」は除く
PL2001M クラスが未設定です
  • クラスが未設定のパイプラン
PL2002M サイズが未設定です
  • サイズが未設定のパイプラン
PL3001M 配管部品が配管材料基準(PMS)にありません
  • 配管材料基準(PMS)に定義されていない配管部品(※)
    ※一般弁のみ
  • 判定はPmsGetClassValveTypeInfo()
PL4001M 配管付属品/計装品の入口/出口本体仕様サイズが配管サイズと異なります
  • 配管付属品/計装品のプロパティ「ラインサイズ」と「本体仕様サイズ(大)」と「本体仕様サイズ(小)」が一致しない配管付属品/計装品
PL4002F 配管付属品/計装品のタグNo.が重複しています
  • タグNo.が他の配管付属品/計装品と同じ配管付属品/計装品。ただしタグNo.が未設定のものは除く
PL4003M 配管付属品/計装品のタグNo.が設定されていません
  • タグNo.が未設定の配管付属品/計装品
PL5004M 終点用別図取合部品がライン始点にあります
  • ライン始点に別図取合シンボルがあり、その端点属性(on_term)が端点終点(2)の別図取合
PL5005M 始点用別図取合部品がライン終点にあります
  • ライン始点に別図取合シンボルがあり、その端点属性(on_term)が端点始点(1)の別図取合
PL5001F 別図取合先の流れ方向が一致しません
  • 別図取合のシンボルの端点属性(on_term)と別図取合先シンボルの端点属性(on_term)が同じ別図取合
  • たとえば別図取合が端点終点(2)なら別図取合先は端点始点(1)でなければならない
    ※逆の場合も同様

エラーを確認する

  1. チェック結果一覧

    エラー内容をダブルクリックすると、図面上のエラー箇所が拡大表示されます。
    セルはクリックして選択、または矢印キーで移動すると選択できます。
    ※選択しているセルの枠の色はプラント属性機能のシステムカラーで変更できます。

  2. 更新

    クリックすると、エラーチェックリストが更新され、最新のチェック結果が反映されます。

  3. 選択ズーム

    チェック結果一覧のエラーを選択してクリックすると、図面上のエラー箇所が拡大表示されます。

  4. Excelにエクスポート

    クリックすると、[名前を付けて保存]ダイアログが表示され、所定の場所にxlsxファイルを出力できます。

  5. 検索

    クリックすると、検索モードの「検索と置換」ダイアログが表示されます。検索ボックス(①)にキーワードを入力し、②または③をクリックすると、チェック結果一覧内を検索できます。

    参考

    • ④をオンにすると、大文字・小文字を区別できます。
    • ⑤をオンにすると、正規表現を使った検索ができます。正規表現についてはWeb等を参照してください。
  6. 検索テキストボックス

    検索文字列を入力して(7)をクリックすると、チェック結果一覧内を検索し、文字列を含む行に移動できます。

  7. 前へ/次へ

    (6)の検索テキストをキーワードにして前のセルを検索/次のセルを検索できます。

  8. 並べ替え

    リストのヘッダ項目をクリックすると、各列用のドロップダウンフィルターメニューが表示され、行の並べ替えや絞り込みができます。
    並べ替えや絞り込みの方法については、「17-09 P&ID編集画面(フレームワーク)」の「一覧ウィンドウ」を参照してください。